furo megumi
最新記事 by furo megumi (全て見る)
- 10日えびすに行ってきた2019年 - 2019年1月11日
- 平成最後のよろしくなのです - 2019年1月6日
- こだわりのオフィスデザイン - 2018年11月29日
今年は香川県という南国にもかかわらず、雪のバレンタインデーでした。
約一日中、雪・雪・雪でした。私は青春時代をとある関西のスキー場で過ごしたので、雪のバレンタインデーで思い出した事がありますので、
今日はそのお話。
ブログを読んでくださっているかたは、私が若い頃に初心者の学生を対象に、スキーを教えていた事をごぞんじだと思いますが、シーズン中にバレンタインデーがやってきますと、インストラクターの人気が一目瞭然にわかります。
熱心に指導していたというバロメーターでもあるのです。
男性のインストラクターは、今まで教えた生徒から、わざわざ郵送で届くチョコレートに鼻を高くしたものでした。
しかし、季節労働者の人々は、必ずしもバレンタインデーの日にスキー場にいるともかぎらず、もうすでに山を降りた人ですとか、テストがあって街に帰っている学生さんとかもいるわけなのです。
次に来る予定がある人は、届いたチョコレートをとっておいてくれて渡していただけるのですが、特に予定が入っていない人のチョコレートは、その場で開けてその場にいる人たちで食べます。
それが、山小屋のオキテなのでした。
そして、毎年そのように憧れのインストラクター達に、送られてきたチョコの中で自分の写真や、小さなプレゼント等もついてきたりします。
なかには手作りのものもあって、気持ちのこもったチョコレートをいただくのは、気がひけながらも食べずに捨てられてしまうよりはいいと思って、その場にいる皆でいただいていました。
その中で、強烈にインパクトに残っているのが、とあるチョコレートに添えられてきた手紙の内容なのです。
思春期の皆さんがアイドルに憧れるように、スキーのインストラクターにも憧れる話はよくあること。
ファンレターをもらう事はよくあるのですが、、、、おもしろかったのは、その手紙に書かれていた内容でレッスンの時に、生徒に何を話していたのがが、わかった事なのです。
レッスン中には、色々と生徒から質問もされるわけですが、、、、
例えば「先生はなんでそんなにスキーがうまいの?」とか、
「どうして、スキーをしようと思ったの?」とか、
「夏はなにしているの?」などなど。。。
興味シンシンの特に思春期の女子とよばれる人たちには、ネホリハホリ聞かれるわけですが、、、、
スクールの方針で、学生であることや、アルバイトに来ているということは、言ってはダメですと教育されていました。
スキーを教えてお給金をいただいているいじょう、プロ意識を持ちなさいと。
そして、、、
できるだけ生徒の夢をこわさないようにと。
どうも、その学生宛ての、手紙の内容をみると、と言うと私がコッソリ読んだみたいですが、そこは言い訳をさせていただきますね。
チョコを開けた他のインストラクターの男子が読んで、大爆笑していたので読ませていただいた訳で、そんな事は、たぶん皆さんにとってはどうでも、いい事かもわかりませんが、ちょっと盗み見たように思われてしまうといけないので、言い訳をさせていただきました。
肝心の内容ですが、、、、、
たぶん、「先生はどうしてスキーをしているの?」と聞かれた答えに、
「先生は、オリンピックを目指してがんばって練習しているかたわらに、レッスンをしている。」と言っていたらしく、、、、
確かにその学生インストラクターさんは、レーサーだったし、大学の大会にも出場されていますが、、、、はっきり言ってオリンピックには程遠い存在なのでした。
夢は大きくそう伝えていたのだろうなぁ。。。。と思いましたが、
問題は次の質問の答えなのです。
たぶん「先生夏は何をしているの?」という質問に、
「学生」とは言えずに、、、、
「沖縄で、ボートを売っている」と答えていたらしく、、、、、、
その純粋無垢な女生徒からは、「夏にも手紙を出したいので、沖縄の住所も教えて欲しい。」という風に書いてあったのです。
その手紙を読んだ、男性インストラクターは、「オリンピック目指している選手が、沖縄でボート売っている訳ないやろ!」と関西風なつっこみがお手紙にいれられ、、、、、
たぶんとっさに言った事だろうとは思いますが、隣でその様子をきいていた、校長先生は、「うまく夢を与えているでなぁー。。。。」とまた、但馬弁でうまくにほめていて、相手が田舎の中学生だと信用してもらえるものだなぁ、、、、、、
と思ったのを思い出しました。
ちなみに、その夢を与えていた当時の学生さん、誰もが知っている某有名な企業でマーケティングのお仕事をされていらっしゃるようです。
そこにいなくとも、存在感をあらわせる人は、、、、、
ちょっと違うなぁと思ったバレンタインの出来事なのでした。
Comments are closed, but trackbacks and pingbacks are open.