雪のバレンタインデー

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こんにちは、風呂めぐみです。ご縁のある皆さま、いつもありがとうございます。高松でソーシャルビジネスのプラットホーム、コワーキングスペース・ガイニーを運営させていただいています。コワーキングスペースという提供させていただいている設備の特徴から、起業時の初期投資費用をおさえられるため、何かをはじめたい方の利用も多く、相談にのることがあります。セルフブランディングのお手伝いをさせていただいています。

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今年は香川県という南国にもかかわらず、雪のバレンタインデーでした。

約一日中、雪・雪・雪でした。私は青春時代をとある関西のスキー場で過ごしたので、雪のバレンタインデーで思い出した事がありますので、

今日はそのお話。

 

ブログを読んでくださっているかたは、私が若い頃に初心者の学生を対象に、スキーを教えていた事をごぞんじだと思いますが、シーズン中にバレンタインデーがやってきますと、インストラクターの人気が一目瞭然にわかります。

熱心に指導していたというバロメーターでもあるのです。

男性のインストラクターは、今まで教えた生徒から、わざわざ郵送で届くチョコレートに鼻を高くしたものでした。

しかし、季節労働者の人々は、必ずしもバレンタインデーの日にスキー場にいるともかぎらず、もうすでに山を降りた人ですとか、テストがあって街に帰っている学生さんとかもいるわけなのです。

次に来る予定がある人は、届いたチョコレートをとっておいてくれて渡していただけるのですが、特に予定が入っていない人のチョコレートは、その場で開けてその場にいる人たちで食べます。

それが、山小屋のオキテなのでした。

そして、毎年そのように憧れのインストラクター達に、送られてきたチョコの中で自分の写真や、小さなプレゼント等もついてきたりします。

なかには手作りのものもあって、気持ちのこもったチョコレートをいただくのは、気がひけながらも食べずに捨てられてしまうよりはいいと思って、その場にいる皆でいただいていました。

その中で、強烈にインパクトに残っているのが、とあるチョコレートに添えられてきた手紙の内容なのです。

思春期の皆さんがアイドルに憧れるように、スキーのインストラクターにも憧れる話はよくあること。

ファンレターをもらう事はよくあるのですが、、、、おもしろかったのは、その手紙に書かれていた内容でレッスンの時に、生徒に何を話していたのがが、わかった事なのです。

 

 

レッスン中には、色々と生徒から質問もされるわけですが、、、、

例えば「先生はなんでそんなにスキーがうまいの?」とか、

「どうして、スキーをしようと思ったの?」とか、

「夏はなにしているの?」などなど。。。

興味シンシンの特に思春期の女子とよばれる人たちには、ネホリハホリ聞かれるわけですが、、、、

スクールの方針で、学生であることや、アルバイトに来ているということは、言ってはダメですと教育されていました。

スキーを教えてお給金をいただいているいじょう、プロ意識を持ちなさいと。

そして、、、

できるだけ生徒の夢をこわさないようにと。

 

 

 

どうも、その学生宛ての、手紙の内容をみると、と言うと私がコッソリ読んだみたいですが、そこは言い訳をさせていただきますね。

チョコを開けた他のインストラクターの男子が読んで、大爆笑していたので読ませていただいた訳で、そんな事は、たぶん皆さんにとってはどうでも、いい事かもわかりませんが、ちょっと盗み見たように思われてしまうといけないので、言い訳をさせていただきました。

 
肝心の内容ですが、、、、、

たぶん、「先生はどうしてスキーをしているの?」と聞かれた答えに、

「先生は、オリンピックを目指してがんばって練習しているかたわらに、レッスンをしている。」と言っていたらしく、、、、

確かにその学生インストラクターさんは、レーサーだったし、大学の大会にも出場されていますが、、、、はっきり言ってオリンピックには程遠い存在なのでした。

夢は大きくそう伝えていたのだろうなぁ。。。。と思いましたが、

問題は次の質問の答えなのです。

 

 

たぶん「先生夏は何をしているの?」という質問に、

「学生」とは言えずに、、、、

「沖縄で、ボートを売っている」と答えていたらしく、、、、、、

その純粋無垢な女生徒からは、「夏にも手紙を出したいので、沖縄の住所も教えて欲しい。」という風に書いてあったのです。

その手紙を読んだ、男性インストラクターは、「オリンピック目指している選手が、沖縄でボート売っている訳ないやろ!」と関西風なつっこみがお手紙にいれられ、、、、、

 

たぶんとっさに言った事だろうとは思いますが、隣でその様子をきいていた、校長先生は、「うまく夢を与えているでなぁー。。。。」とまた、但馬弁でうまくにほめていて、相手が田舎の中学生だと信用してもらえるものだなぁ、、、、、、

と思ったのを思い出しました。

 

 

ちなみに、その夢を与えていた当時の学生さん、誰もが知っている某有名な企業でマーケティングのお仕事をされていらっしゃるようです。

そこにいなくとも、存在感をあらわせる人は、、、、、

ちょっと違うなぁと思ったバレンタインの出来事なのでした。

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