友人が教えてくれた、強心力

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こんにちは、風呂めぐみです。ご縁のある皆さま、いつもありがとうございます。高松でソーシャルビジネスのプラットホーム、コワーキングスペース・ガイニーを運営させていただいています。コワーキングスペースという提供させていただいている設備の特徴から、起業時の初期投資費用をおさえられるため、何かをはじめたい方の利用も多く、相談にのることがあります。セルフブランディングのお手伝いをさせていただいています。

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こんにちは、風呂めぐみです。新年度ですね、みなさん色々とお忙しそうでなによりです。

 

風呂さんもそれなりに、忙しくはありますが、忙しいほうがなにかとテンポよく運ばれて良いですね。

 

サラリーマン時代は、忙しい事に不満があり、暇になるとぼんやりしていて、そのルーティーンを繰り返すうちに、暇なときこそ、忙しいときのために色々と準備をしておかなければならない事を学んだものです。

 

当たり前の事ですが、それが当事者になるとなかなかできなかったりするものなのですね。

 

今日は、いかにして自分の心を強く保つのか?というお話を、友人の話を交えてお伝えできればと思います。

 

今どうしてそのような話題を?

 

私にアポをとってきてくださる方は、本人は気づかずして転換期を迎えていらっしゃる方が多いのです。

そこで、私は、私のみえる未来を提示させていただくのですが、それを受けとるのも、受けとらないのも、ご本人の自由だったりします。

しかし、余裕なき風呂さんの時に、その転換期に気がついていても、どうすることもできなかった事もあり、対話すらできなかったという事もあったりします。

 

そして、今非常に厳しい状況にいらっしゃる方の事が心にひっかかりまして、こちらのコラムを書くことにしました。

 

ゼンマイを巻くモーターは、モーター自身にも電池が満タンでないとまけない時もあります。

 

 

さて、表題の件に移ろう。強い心を持っているなぁと思う友人の事。

 

 

彼女は、私がコワーキングスペースの営業を始めたころに、20年ぶりぐらいに訪ねてきてくれました。

 

 

自身が住んでいる自宅のそばに、お世話になっているペンションのオーナーがいて、その「ペンションをリノベーションし、コワーキングスペースにしたいねん!」と鼻息あらく、ご年配のペンションオーナー達を連れていらしてくれました。

 

後に、四国経済産業局が主催した、コワーキングフォーラムに参加し、コワーキング業界の有名な方々とのワークショップに割り込み(言いすぎ)コワーキングスペースの名前とコンテンツを持ち帰り、米国で某所社長の経験ある副市長にオープニングパーティーに祝辞をちょうだいし、施設をオープンする事になるのです(笑)

 

リビングで祝辞ちょうだいするってどんだけ?!と思ったけれど、「副市長が来たいっておっしゃってくれるねん」と言っていた。

 

オープニングパーティーに招待された私は、その夜彼女の家に泊まる事になり、20年ぶりぐらいにゆっくりとお互いの話をする事になる。

 

私は彼女のいつもポジティブなところが大好きで、連絡が途絶えても探し出し、必ず年賀状を送り続けていた。彼女とはスキースクールの友人で特殊なコミュニティで3シーズンほど一緒に過ごした仲間でした。

 

どのようにポジティブだったのか?

 

レッスンが吹雪のため中止になった日に、よくばってスキーに出かけた私たちは、横殴りに降っている雪の中時々止まるリフトに一緒に乗り無口になる。。。。が、一人隣で「フフフっ。フフフっ。」と笑っているのである。気でも狂ったのかしら?と思うと「こんな吹雪の日に、スキーに行っている私たちって変よね?って思ったらおかしくなっちゃった。」というのです。人が隣で必死に横殴りの雪の中の寒さに耐え忍んで小さくなっている時にそんな事を言われると、こっちまでおかしくなってしまい、二人して吹雪の中のリフトの上で大笑いする事になるのである。

大笑いしても、吹雪で声はかき消され、だれもその事には気がつかない。二人だけの異様な行動となるのである。

 

ある時は、山小屋にパンを配達にきていた下町のおじさん。無口で愛想のないおじさんだったのですが、関西人がほとんどなのになっとうご飯が山小屋でブームになり、朝ごはんのパンの消費が減ったので、「あのおじさん、無愛想だし、パンあまり減らないし、しばらくストップしてもいいんじゃない?」というと、「あのおっちゃんなぁ、めちゃかわいいねんで、配達してくれてパンを差し出し、会話はないけれど、帰りのモービル乗ったら、必ず、火・金・火・金やなぁ~といって帰るねんで、ストップしてもきっとストップしたことにきがつかんと、やってくるで」と

おっちゃんの事を「かわいいねん」でくくり、春になるまでパンをとり続ける事になるのである。

 

話はそれましたが、ここからが仕事の事を泊まった夜にきいた話です。

 

最初に就職した会社で、営業成績が良かったので東京に来て欲しいといわれ、断り結婚したということ。結婚してから就職した会社での仕事が楽しくて、給料が倍倍と上がっていって、こんなに私にピッタリな仕事があったんだーと思って楽しくてしかたなかったんだけど、また東京に来てほしいとよばれたけど、断って辞めたということ。

 

あんた、そんなに何度も東京によばれているのに、なぜに断る?

 

ときいてみた。

 

「あかんねん、東京時々は仕事の関係で行っていたけれど、なんか違うねん。東京時々行くのはいいけれど、住んだりするのは違うと思うねん。。。」

 

となんとも、田舎もんらしい回答であった。

 

そっか、私が彼女の事にすごく親近感を覚えるのは、こういった部分だったのか。とその時思ったものである。

 

今は、辞めた会社から、それでは東京には来なくていいから、ここのエリアのこの仕事だけお願いします!と言われて、その仕事をしている。実になんとも、良い条件で働いているのである。

 

「辞めたりするときに、不安はなかったの?」とうかがってみたのですが、

 

「うーーーん、心になんか違うと引っかかったまま、仕事をしてても、良い結果にならんと思うねん、だからこれでよかったんやとおもうねん」

 

といいながら、バリバリと自分が良いと思った事に突き進む推進力ときたら、すばらしいと毎度思わされるのです。

 

何が言いたいのかというと、スキーを通じて知り合いになり、濃いそのときのお互いの共有事項は、時間が経過しても壊れない。なんらかのタイミングでそこにいたという事実は決して薄れたりせず、何十年後かにわかったりする時もあるということ。

今はそれはわからなくても、もっと先にわかる事もあるということ。

そして、手放すときにちゃんと手放せている事が、後にちゃんと結果としてそれでよかったんだと思える事が待っているということ。

それを伝えたくて、今日はコラムを書いてみました。


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