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勝間さんのブログで、「週間ダイヤモンド」会社企業家全仕事の紹介をしていたので、早速購入してみました。私のマイ棚にはいっている「社会を変えるを仕事にする」の著者駒崎弘樹さんや、勝間和代さん、はもちろんのこと、色々と社会の役にたちたいという概念から起業されている方々が、インタビューされています。まだすべて読んでいないのですが、中でも「バイリンガル・バイカルナチュラルろう教育センター」という団体名で、70年続く「ろう教育」に反発し、全国初の手話で教える小学校を開校している記事に、とてもおどろかされました。
ろう学校は、手話で教育をしていない事も、しらなかったですし、今の枠のなかで変えられないのであれば、つくればいいという発想にも感心しました。私は、スキーを教えていたときに、色々なハンディキャップをもった生徒を受け持たせていただきました。その中でも、驚いた経験がありました。
雪山の天候は変わりやすく、団体が乗ったバスで、山頂めがけてやってきてくれるのですが、もちろん下りのバスもいて、細い山道ですれ違うのは大変です。天候の悪化や混雑具合により、次に受け持つ学校が、遅れるのはよくあることです。その日も、スケジュールがずいぶんとおくれて、日照の加減もあり大急ぎで、開校式をしてレッスンをスタートさせました。
普段であれば、受け持つクラスの打ち合わせを密に、チーフインストラクターとしてからスタートするのですが、とにかくその日は急いでいました。私は、チーフを任される事もあるのですが、その小学校は、別の女性チーフが、先生方と打ち合わせをしていました。いつも、レッスン終了時に集まって、最終報告をしてから解散するのですが、最終報告時に、チーフが、私にニコニコしながら、いうのです。「異常なし?」「もちろん、異常ありません」と報告すると、「実はね、あなたのクラスには、3名耳が聞こえない子が入っています。」「えっ!」驚きました。そんな事は知らずに、いつも通りレッスンしていたのですが、誰も後れをとらず、普段どおりにカリキュラムを進められていたので、大変驚きました。
次の日から、私は、もっとデモンストレーションを大きくし、言葉より体をなるべく使ってレッスンしました。しかし、彼らの集中力はすばらしいものを感じました。私だけでなく、周りをよく見ているんです。見逃したりした事は、周りの生徒を見て、吸収します。
こんなこともありました。社会体育専門学校時代に、大学で言えば教育実習のようなものがあり、生徒は派遣先で色々と学ぶ機会を与えていただいているのですが、私はとある町のハンティキャップの方ばかりが出場している、水泳大会の審判員で召集され、行かせていただきました。色々なハンディキャップを持った方が参加されているなか、ごぼう抜きに、上位を締めていたのが、やはり耳の聞こえない方達でした。何の障害があるのか、その時はわからない程で手話でコミニュケーションをとっているのを見て、解ったぐらいです。
言葉を使えても、コミュニュケーション能力は、良い方もいればそうでない方もいらっしゃいます。耳が聞こえない分、視覚で、察知される部分が研ぎ澄まされていて、ある意味それは、特殊な能力だと、私は思いました。
余談ですが、スキーの女性チーフは、今年、指導員の最高位の検定をパスして、指導員をされています。私も、見習わないとね。
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