市場からの警告

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こんにちは、風呂めぐみです。ご縁のある皆さま、いつもありがとうございます。高松でソーシャルビジネスのプラットホーム、コワーキングスペース・ガイニーを運営させていただいています。コワーキングスペースという提供させていただいている設備の特徴から、起業時の初期投資費用をおさえられるため、何かをはじめたい方の利用も多く、相談にのることがあります。セルフブランディングのお手伝いをさせていただいています。

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Foresight 2月号 表紙の写真は、モロッコ生まれのフランス人 85年にフランス政府より国家功労賞が送られたマグナムフォト会員の方の一枚 08年、ブラジル サン・ルイスにて、この町はブラジルで唯一フランス人によって建設された州都で色彩豊な事でも知られている。
今月号のテーマは
・デフレは市場からの警告だ
・軛から放たれたブラジル経済
「デフレは市場からの警告だ」
経済の事を、書くのは苦手なのですが、今の日本の状況から目をそらさないようにするためにもチャレンジしようと思います。
しかし、いつもとんでもない方向に行っているのではないかと、思いつつ、これでいいのだと、バカボンのパパのように言いきかせています。
本誌の「デフレは市場からの警告だ」を読んで、パリにユニクロの新店舗「オペラ店」がオープンしファッションの都パリにユニクロが、出店された事により国債市場で新たな「日本代表」として名乗りをあげたと語っている。その反面、日本ではまったく別のユニクロ評価が、話題となり、「ユニクロ栄えて国滅ぶ」という論文を著名なエコノミストにより掲載されていたことを、前置きに、政治がなし得なかった構造改革を市場が実現しているかのようだと語っている。
ユニクロの業績が良いので、両極面な部分が浮き彫りになっているだけで、私も本誌に賛同できる要因としては、・働き方・心の豊かさ・企業の体制 主にこの3つにあるのではないかと思う。
働き方は、日本人は男女とも勤勉で、昔からの役割分担は今も変わっていないと感じます。男性が外に出て働き、女性は、家事育児を家庭でという分担だ。戦後60年以上経過した今でも、年金受給のモデルは、このケースを主流に計算されたモデルである。
心の豊かさは、核家族が多くなり、子供と老人のつながりが薄くなりつつある。私は、社会的弱者の子供と老人がつながることによって、自分に思いやりや、相手を優先する気持ちが生まれた経験をしたのでそう思う。今の日本に不足している心の豊かさを、もう一度、取り戻す必要があると思う。
企業の体制は、労働者は勤勉にもかかわらず、その対価や休暇の体制が、今ひとつ明確ではないし、収益の再分配が、労働者にオープンでないと感じる。まるで鵜飼の鵜のような思いをしたことがある。
それに加えて、政治の不透明さだ。世間を騒がせている、政治とお金の問題もその一つですが、インターネットが出現して15年が経過しようとしているのに、今だ選挙期間などには規制がかかっているし、規制をしているのは、その速効性を防ぐためとしか思えない。
資本主義社会は、お金をたくさん稼げる人が、税金をたくさん払い、それを再分配するのだが、お金をたくさんもっている人ほど、「自分さえ良ければ病」にかかっているように感じる。まるで、水戸黄門に出てくる、悪徳商人と悪代官を思わされる。「おぬしも悪じゃのう」という声が今にも聞こえてきそうな、日本。しかし、そんな流れを、御上、いわゆる政治家のとても権力を持った人の水戸黄門がテレビの世界では、トップダウンで変えてくれるのだが、現実の世界では誰もいない。今の日本はだれも刀をぬかず、皆がそろって、鵜飼の鵜のまま、だまって飼い殺しを受け入れていた結果、一生懸命働いていた、川の水がよどんでしまい、市場が乱れるはめになったのではないかと思います。
一度汚れてしまった、川を綺麗にするのには、大変時間がかかり、以前の形には戻れず、戻らず、新しい流れを創っていくしか方法がありません。「古い日本」と決別するために新しい政権を発足させた日本人の皆様、文句や不満を言うだけではなく、新しい知恵を出し合って、古い日本人とも決別しましょう。

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